「でも夕月と羽衣は付き合ってるでしょ?」



「そうだけど……」



「夕月だって羽衣にベタ惚れなんだから。うかつに女子を近づけたりしないわよ」




「ベタ……!?」




「さ、時間ないし行こう!」




私は結衣に腕を引かれて更衣室を出た。