ケータイ小説 野いちご

仁意那隊長は檻から抜け出る

「防衛隊は先生や洗脳が解けない生徒を止める。正当防衛以上の事はするなよー」

防衛隊は一番危険な隊だ。あいつに一番近いし、洗脳が解けない奴は結構やばい。

「どの隊でも班でも助けが来るまで諦めないこと。これを忘れんなよ」

諦めないを強調して、木下が言った。そのときの木下の眼は、何か先のことを見ているみたいだと思った。

その後の夜ごはんは食欲が湧かなかった。けど、明日のためと思って食べた。
夜はなかなか寝られなかった。帰れるかもしれないと思うとワクワクして、笑いそうになる。

「うっふふふ……いひひ……」

その後誰かが、幽霊が出たと叫んで電気を点けた。私ですとは言えなかった。

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