「ひなよく頑張ったね。はい、ご褒美」



そう言って私にあの有名なメーカーのチョコレートのお菓子を渡してくれる雅也くん。



このチョコ食べたかった新発売のやつだ!



「雅也くん!ありがとう!」




そうだ!この喜びは涼介くんに伝えなきゃ!!!


思い立ったらすぐ行動!休み時間になるとすぐに涼介くんの教室に向かい、渚くんと話をする涼介くんを見つけるとすぐさま涼介くんの元に走る。



「涼介くん!聞いてください!私今回のテスト…っ」



「あ、チョコ。」


そう言って私の右手に握らているチョコレートを指差す。


涼介くんはチョコレートが大好きなのです。
…目がキラキラしてるかわいい。





「あ、このチョコは雅也くんがご褒美にくれたの!」





私がそう言った途端涼介くんの眉毛がぴくっと反応した。



そしてキラキラとした目は変わり、何故か黒いオーラが背後から見える。