「難波の彼氏は2次元の人間だよ。左を向いてごらん。この人だよ」



「#※#△#@*#※#△#@*……!!;;」



「「何て?;;」」



言葉にならない感想を述べる少年。



「間違いなく、この世の人だ」



何故か通じてる七星は、斗志樹を腕を伸ばして指しながら、誠君に真顔で言い切る。



「つまり愛依さんは、この人を……」



「そうだね。遅くても10年は早く生まれるべきだったね」



…早かろうと、選ばないけど;;



「だから諦めて、もう電話は止めようか」



「声をもう、聞けないんですね……」



「聞きたかったら、直接にしてくれないかな。もうあんなイタズラはダメだ」



「普通に電話しますから……!」



「ごめん。信用はないよ」



七星の回答に、オーバーなほど肩を落とされた。

けど、私も信じられない。

七星の言う通り、直接来たら話す。

私がわかる範囲内の内容に限るけど。



「けど……怖い人……」



「怖い人はここに居るじゃない。実際、あまり怖くないでしょ?」



「…………。#※#△#@*#※#△#@*#※#△#@*!!?;;」



…だから通じないんだって;;

何で早くになるのか。

何でこんなにドモるのか。

…オタクがこうなの?;;

彼の性格なの?;;