「も、もちろんっ……」


七海さんは紅潮させた顔を、パッとあげた。


「じゃあ、早速今日の放課後遊びに行きませんか?」


「え、ほんとに……?」


「はい。あたし、放課後に友達と遊んだことなくて……だめ……ですか?」


あたしがそう言うと、七海さんは思いっきり首を横に振る。


目に溜まる涙は、嬉しさと安堵が入り混じったもの。


そして、ドキッとしてしまうようないつもの笑みを携えて言った。


「じゃ、じゃあ、プリクラ撮りに行かないっ……?」




頭も良くて、可愛くて。でもお茶目な七海さん。


七海さんとは、いい友達になれそうな気がする。