その手をギュッと握り締めて


私たちはカレカノみたいに家に帰った。



その時間は喧嘩した後の私にとっては


とても幸せな時間だった。


私の世界が少しずつ翔琉の手によって


モノクロからカラーへと変わって言ってるような気がする。



これも全部あの時、翔琉と出会えたからだ。



人生なんて何が起こるかわからないもんなんだね。