「でも、もしお前のことが俺以外の奴に可愛く見えてるなら…それはそれで腹立つかも。」

「…ん?…え!?それどういう意味!?もっと分かりやすくもう一度!!!」


「………やだ。」


やだ?やだじゃないでしょ!!
だって私には今それが…南くんの独占欲のように聞こえたもん!!

それって…それってそれって…!!


「南くん!ヤキモチ、ですか?」


「…あほか、自惚れんな、ばか。」


目を輝かせて”ヤキモチ”を期待してた私に、さすが南くん…《あほ》と《ばか》のダブルパンチですか!!


そうですか、いいですよ。
悔しくないもん!本当の事だから!
※威張って言うな。


「南くん、2人で回ってくれてありがとう!!一生の思い出!!大好き!!」

「あー、まじお前から俺のこと好きオーラが出すぎてて辛い。色んな意味でやられそう。」

「い、色んな意味って…?」

「ん、こっちの話。」



南くんとは相変わらずな距離感だけど、前より少しでも前進できてたらいいな。


私の修学旅行は、南くんとの胸キュン旅行へと早変わりして、南くんに最後までトキメキっぱなしだった。


明日からいつもの日常。
修学旅行マジックよどうか解けないで!!!


南くん、もうそろそろ私に落ちて下さぁあぁあぁあい!!!!!!