「今回の依頼には、美影を加えようと思っている」


それを聞いて、顔を見合わせる由羅と颯。


「…父上!美影を…依頼にですか…!?」

「ああ、そうだ。なにか問題でもあるか?」

「問題もなにもっ…!!あの子はまだ12歳です…!依頼を受けるには、まだ早いかと…」

「それを言うなら、もう12だ。それに由羅、お前は10歳に満たない歳で依頼をこなしただろう?」