ケータイ小説 野いちご

この作品のキーワード

【完結】スターズ&ミッション





ん……?

ち、くん……?




「ま、梓紗は顔が広いし信頼できるやつだし。加入はしてないけど、特例の助っ人みたいなもんかな。
つってもSSO自体が特例の組織なんだけどな」




突然生じた痛みが理解できなくて、私は胸の近くをおさえた。


そのせいで東城先輩の言葉にすぐに反応できず、はっと顔をあげる。




「あ……そ、そうなんですね。助っ人……」


「……こころ? どうかしたか?」


「いえっ、なんでも、ないです。……ええと、いただきますっ」




直感的に、この痛みを知られてはいけないと思った。


引きつっているのを自覚しつつも笑顔をつくり、私は手をあわせる。



やっぱり違和感があったらしく、東城先輩と梓紗さんは頭の上にクエスチョンマークを浮かばせた。


となりのまこくんも私をじっと見つめて、首をかしげている。



北上くんだけは気づいていないようで、いちごオレを飲みながらパソコンを操作しているけれど。



……なんだろう。

胸のあたりが、ちょっとだけもやもやする。



生まれてはじめて感じたような痛みに、私は少し、困惑していた。





 ・

 *

 ★

 :

 

< 141/ 576 >