◇◇◇
それから、また2日がたった。
メイが野崎に引き取られて4日、ルコーラが滞在して3日である。
ルイは正直、野崎が邪魔になっていた。
朝訪れれば野崎が、メイに悶えていれば野崎の視線が、メイの話を聞いてれば野崎が出てくるのだ。
いい加減消えてもらいたくなってきた。
2人きりの時間が欲しかった。
「ご主人様ー!見て見てっ!この問題集埋めましたよー!」
お昼の休み時間に訪れれば、メイが嬉しそうに広げて見せてきた。
ああああっかわいいぃと悶えてる内心と、「そうか、偉いな」と微笑む外面では、だいぶ差があった。
「最近メイはずいぶんと勉強が捗ってるな。これならそろそろ制服も考えてやろう。どうしたんだ、急に」
「うえ!?あ、あー…制服が欲しいからです」
本当はリルに電話で教わってるからだ、とは言えなかった。
「そうか。さすがメイ、良い子だ」
頭を撫でられて、嬉しそうに微笑んだ。
「メイはどんな制服が欲しいんだ?」
「うーん…と、えーと」
そう言われても、メイには制服の知識が無い。
どんなの、とは幅が広い。
メイは、リルの制服が可愛いと思っていた。
しかしそれを伝えれば、リルとの交流がバレてしまう。
「うーん……」
どうしたものかと迷っていると、野崎がノートパソコンを横してきた。
「メイさん、まずはセーラーとブレザーから選んでください。王道はこの二つですから」
検索していたらしい。
本当に気のきいたことをする。
目を輝かせたメイに、またポイントを奪われた…と唇をかんだルイだった。
「あ…こっちの、その、リボンの方がいいです」
「ブレザーですね、了解しました」
パシャパシャとパソコンを叩いて、ブレザーから絞り込む。
「…リボンから選びますか?スカートから?」
「あっ!このピンクの可愛い…」
リルのとよく似た柄を見つけたのでそう言った。
「これですね、ではネクタイとリボンとどちらが……」
盛り上がるふたりに、疎外感を感じたルイだった。
やはり、野崎は邪魔者であった。
それから、また2日がたった。
メイが野崎に引き取られて4日、ルコーラが滞在して3日である。
ルイは正直、野崎が邪魔になっていた。
朝訪れれば野崎が、メイに悶えていれば野崎の視線が、メイの話を聞いてれば野崎が出てくるのだ。
いい加減消えてもらいたくなってきた。
2人きりの時間が欲しかった。
「ご主人様ー!見て見てっ!この問題集埋めましたよー!」
お昼の休み時間に訪れれば、メイが嬉しそうに広げて見せてきた。
ああああっかわいいぃと悶えてる内心と、「そうか、偉いな」と微笑む外面では、だいぶ差があった。
「最近メイはずいぶんと勉強が捗ってるな。これならそろそろ制服も考えてやろう。どうしたんだ、急に」
「うえ!?あ、あー…制服が欲しいからです」
本当はリルに電話で教わってるからだ、とは言えなかった。
「そうか。さすがメイ、良い子だ」
頭を撫でられて、嬉しそうに微笑んだ。
「メイはどんな制服が欲しいんだ?」
「うーん…と、えーと」
そう言われても、メイには制服の知識が無い。
どんなの、とは幅が広い。
メイは、リルの制服が可愛いと思っていた。
しかしそれを伝えれば、リルとの交流がバレてしまう。
「うーん……」
どうしたものかと迷っていると、野崎がノートパソコンを横してきた。
「メイさん、まずはセーラーとブレザーから選んでください。王道はこの二つですから」
検索していたらしい。
本当に気のきいたことをする。
目を輝かせたメイに、またポイントを奪われた…と唇をかんだルイだった。
「あ…こっちの、その、リボンの方がいいです」
「ブレザーですね、了解しました」
パシャパシャとパソコンを叩いて、ブレザーから絞り込む。
「…リボンから選びますか?スカートから?」
「あっ!このピンクの可愛い…」
リルのとよく似た柄を見つけたのでそう言った。
「これですね、ではネクタイとリボンとどちらが……」
盛り上がるふたりに、疎外感を感じたルイだった。
やはり、野崎は邪魔者であった。