「お母さん…。」 私は声を振り絞ってだした。 か細い消えそうな声だけど 伝えなければ。そう思った。 「ん?なに?」 「……………そこの引き出し…開けて?」 私がそういうとお母さんは引き出しを開けた。 「由茉に…渡してほしいの。 湊や颯たちと一緒に…………… 6人揃ってうちに来たら…。 お願い。」 「……………わかったわ。」 ごめんね、お母さん。 こんな頼まれ事したくないよね。 ごめんね。 もう私は長くないよ…。