「マオ、リオ、人を驚かすのはあれほど止めろって言ったろ?」


タスクは2人をヘッドロックした。

「きゃー!」

「きゃー!」

2人は嬉しそうにはしゃぐ。


「自己紹介しろ、マオ、リオ」


タスクに言われて、2人はあたしの前にビシッと並んだ。


「マオだよー!」

「リオだよー!」


2人は、ニコニコ笑いながら、あたしの両手をとった。


前髪が右に流れてるのがマオくん、前髪が左に流れてるのがリオくんという事がわかった。


「あたしは、朱里だよ。よろしくね、マオくん、リオくん!」


2人に抱きつかれながら、笑顔を向ける。


「おい、お前達、ちゃんとここでどんな仕事してるのか話したかー?」

「えっ、仕事!?」


明らかに、どう見ても小学校5年生くらいだよね??