『ここが、お前らがやってる
願い屋……ってやつか?

まぁた、何で天使と悪魔が二人揃って
人間相手に商売してんだよ』




「ま、魔王……っ…」


「は!?ま、魔王だって……!?」






俺らに近づいてきた、すっげぇ美形の男か女か分からないヤツが、ニヤニヤ笑いながら俺らを見て言ってきた






ま、魔王だって……!?

あの魔王かよ……!!






魔王の噂は、何度か聞いたことがあった
天使や悪魔以上に綺麗な顔立ちをしていて
力は、天使や悪魔を簡単に倒せるくらいの魔力を持っていると……


昔は、人間だったが…
先代魔王、イヴァンと契約して悪魔…

魔王になった…と………






コイツが……

その魔王かよ………


確かに、綺麗な顔立ちをしていて
魔力も桁外れにあるみたいだな………






『人間相手に商売して何のメリットがあんだよ

あれか?人間を見てると楽しいからとかそんな感じか?』




「違いますよ
僕は、僕の地獄を創りたいからです

人間の魂を永久に縛り
僕の地獄に招待して、ずっといてもらうのですよ」




『へぇ………
お前は、他の悪魔たちと違うみたいだな』



「違いますよ
僕をそこらへんの悪魔と一緒にしないでください」






お、おい…コラン……

大丈夫なのかよ、魔王にそんな態度で……!






コランは、魔王に一睨みすると

店を元通りに直した