話す関口と名乗る男。

わりとニヤニヤを押し殺しながら真剣に聞いていたつもり、

話のネタにしたかったのもあるし、断る切り札として矛盾点を指摘することにも意識していた。

イメージトレーニングをしてきてないのかな関口。その場その場で、目に飛び込んできた写真、イラスト、活字を説明しながら話す関口。

説明も資料も話の組み立てもバラバラなんだけど、とにかく熱心に話している。そのことだけは伝わった。

もしかして、というかオレが初めてなのかな。