「おねぇちゃん!
お母さんもお父さんも居ないから
部屋を探ってみようよ♪」


『部屋を…?』


「何か見つかるかもじゃん♪」


確かに部屋までは見てなかった。


『天空は好きなテレビ見ててね。』


「はーい!」


大人しくテレビの前に行く天空を見た後に
お母さんとお父さんの部屋に向かった。


「いつ見ても殺風景だよねぇ〜。」


『散らかってるよりマシよ。
それより手掛かりになる物探して。』


ゴソゴソと引き出しの中を見たり、
何か隠していないかチェックする。


「おねぇちゃん!アルバム出て来た!!
それも同じのが二冊!!」


蒼月が
全く同じデザインのアルバムを二冊持っていた。