「あれ?言ってなかったっけ?俺、母親が人間だぞ。まあ自分勝手な母親だったけどな」




「え?なに、んじゃあハーフ?」




「まあそーなるかな?」



あたしの疑問に高林は疑問で返してきた。





疑問を疑問で返すな、と言いたいところだが、こいつの性格のことだ。




あたしよりも悪口に返ってくるだろうと予想ができる。



このドS妖が。




「で、本題に戻るが。俺は人間界から消えている。ついでにお前も」




「は、はぁ?あたしを勝手に消すなっ」




「だーかーらー。話を最後まで聞けっ」




あたしまで消えていると聞いて、カッとなる。