「よっしゃ、帰るか」






しゃがみこんでいたユウが突然立ち上がって伸びをする。





「ねぇ?ユウ。由美ちゃんも一緒に帰っていいの?」





ユウに聞きたかった本題に戻る。





「もちろん、いいに決まってんだろ?まだまだ聞きたいことくらいあるはずだ」





………さすがユウ様、わかってらっしゃいます。





「てことで、由美ちゃんもレッツゴー!だよ!」





夕焼け色の中、二人と一匹の長い影は帰り道を進んでいった。