「ただいまー。」


「あ、おかえり。」


「一輝、晴輝明けましておめでとう。

湊と付き合うことになりましたー」


「まじかよ!よかった!」


「おめでと、由茉。」


二人に祝福してもらって

私はシャワーを浴びて部屋に戻って寝た。

もう眠くて眠くて…。




起きたら16時過ぎ。

とりあえず湊に連絡して

私は顔を洗って歯磨いて化粧をした。

部屋に戻ると湊から返事がきていて

17時に迎えにいく、と…。

あと15分くらいかぁ。

私は荷物をもってリビングへ降りた。


「一輝、いたんだ。」


「あぁ、暇だからね。

俺も如月いこっかなー。」


「絶対来ないで。」


「言われると思った。」


「晴輝は?」


「デート。」


「デート!?いつの間に?」


「な、ほんとだよ。俺だけ一人だよ。」


「一輝は本気出せばすぐだよ。」


「ま、いらないんだけどね。面倒だし。」


「一輝って本当に女に興味ないよね。」


そんな会話をしていたら湊が来た。


「じゃあね、一輝。行ってきまーす。」


「おう、気を付けてな。」


私は一輝に別れを告げ、外へ出た。


「お待たせ。」


「いや。今日純来るってさ。」


「本当?久々だね!」


「嬉しい?」


「そりゃもちろん!」


私がそういうと湊は急に私を抱き締めた。


「むかつく。」


「え?」


「俺にも会えて嬉しい?」


「そんなの当たり前じゃん!」


「ならいいや。」


そう言って私にキスしてヘルメットを被せた。


「行くか。」


私は湊の後ろに乗って溜まり場へ向かった。