あの日の夜、私は和真たちと

ツリーの飾りつけをした。


予想以上に大きくてオーナメントも多くて

みんなで飾りつけをした。

幹部の5人以外とはなかなか話せないから、

そんな時間も貴重だった。


そして今は同じ学校の秀に英語を教えている。



あんなことがあって1ヶ月

私たちは毎日平和な日々を過ごしている。



の、だけれど…


「湊?」


最近湊が不機嫌なんだ。


「由茉、きて。」


階段の上から秀に勉強を教えている私を呼んだ。