原田さんは、俺の足元の先で…うずくまっていた。


「原田さん…?」


小さな玄関で、お腹だけは大事に手を当てて…。


下を向いたまま、動かない原田さんがいた。


何が?
起こったんだよ!


しゃがんで、原田さんの肩を揺らした。


「原田さん…?」


肩で息をしている、原田さんが青白い顔で座り込んでいた。


マジかよ?



どうすればいいんだよ!