もう直ぐ学校に着くといった時、急に1台の車がこっちに向かって来た。
優雨は突然の事に少し驚いたがやっとこのつまらない人生が終わると思い、そこから動かなかった。

運転手もまさか彼が逃げないとは思っておらず、慌ててブレーキをかけたが間に合わず優雨に衝突した。

ーードンという鈍い音がした。

キャーッという騒ぎ声や、救急車に電話をする声、色んな声が聞こえた。
運転手も急いで車から降りて優雨の状態を確認しようした。

「あれ?少年が居ない?」

そう、確かに優雨は車とぶつかった筈だった。
だがそこには誰もおらず優雨の鞄だけが倒れてあった。
これには誰もが驚いた。
何故ならぶつかったはずの優雨がそこに居なかったからだ。