ケータイ小説 野いちご

【完】そんなに好きにさせないで!



『ごめんなさい。行けないです』





ただそれだけ送って、あたしは学校を後にした……




「琴葉さ、早坂先輩のことどうするの?」




「どうするって……」




そんなことまだわからない。




昔は好きなら思ってるだけで充分とか、見てるだけで幸せなんて思っていたけど……





今は実際に先輩の優しさに触れて、温かい体温に触れて、もう心が苦しくて仕方ない。





「でもさ、正直あたし、早坂先輩と琴葉、うまくいくと思ってたんだけどなー」





「ははっ……」




そんなこと、チラッと思っていたあたし自身も恥ずかしい。




早坂先輩があたしを選ぶことなんてないんだ……




その証拠に……





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