俺の部屋は2階の端っこの部屋。

隣りには、原田さん。


この音の大きさに、さすがの俺もビビった。

悪いけど・・・。

壁に耳を当て、様子を伺ってしまった。


『・・・・。』


何も?

聞こえない。

だけど、俺は止めずにいた。


そして?


確かに聞こえた。


『た・す・けて・・・。』


ドキ!!!


俺の胸の音が早くなる。

気がついたら?

部屋の扉を開けていた。