「なんか、優月ちゃん変わったね」


「はっ?」


「可愛い」


「理世のくせに言い方がムカつく」


「あ、ゴメン……そう言う意味で言ったんじゃ……」



私は理世が最後まで言い終わらないうちに再び理世に抱きついて胸に顔を埋める。



「私が付き合ってやってること、感謝しなさいよね!私と付き合ってなかったらアンタなんか一生、彼女なんて出来ないんだからね!」



理世が私の腰に手を回して強くギュッと抱きしめてくる。



「それに、それにね!私がアンタを男にしてやったのも感謝してよね!もぉ!理世なんか嫌い!嫌い!大嫌い!」



理世がクスクス笑ってるのが聞こえてくる。


私が顔を上げると、笑顔の理世がいて……。


私は理世の胸に顔を埋めた。


好き……大好き……。


理世は私の頭を撫でる。


優しく優しく何度も……。



「はいはい、感謝してますよ。ワガママで可愛い俺のお姫様」



♡♡End♡♡