私たちは千秋に肩を貸しながら、道の脇の階段に腰掛けた


「今日もいっぱいホスト君達がいるにゃー」

楽しそうにいう私に真奈は

「もー、真耶はホスト好きだねぇ」

と笑いながらカッコイイ人探しに目を走らせていた

「 だって楽じゃん…」

ボソッと呟いた一言は二人の耳には届いてはいないようで、街のざわめきにかき消された