「私、おかしいのかな?」


「何が?」


「あずが、LINE送ってきたじゃん?成宮と女の子が2人でいるところ」


「あー……」



あずは私から少しだけ離れて、フェンスの方を向いて遠くを見ていた。



「あずに話したでしょ?私と成宮の関係」


「優月に彼氏が出来るまでの恋人同士ってやつ?」


「うん。だから成宮の事なんて好きじゃなくて、全然タイプでもないしさ」


「うん……」


「だから成宮が誰と一緒に居ようが私には関係ないんだけどさ……だけど……なんかイライラしてモヤモヤして……」



私も、あずの隣に並ぶ。