『結愛、さんきゅ』?



それから……。



『俺のこと、守ってくれて、さんきゅ』?



それ、どういうこと?



そもそも、お兄ちゃんが、あたしに“さんきゅー”って……。



頭大丈夫!?



お兄ちゃんの言葉にびっくりして、振り向いた。



でも、そのときには、もう……。



お兄ちゃんは机に向かって、しゃべりかけるなオーラを放っていた。