「瞳ちゃんもおはよう！」



そう言って微笑むと、瞳ちゃんは少し無理をしているような顔で笑った。



「おはよ…雪」



…？



「瞳ちゃん…何があった？」



元気がない様子に、心配で顔を近づける。



「え、いや、そんなことないわよ？」



「そう？」



「あ！わかったぜ！昨日涼介と何かあったんだろ〜？」



冷やかすような楓ちゃんの台詞に、私は目をキラリと光らせる。


そういえば、昨日瞳ちゃんは北口先輩と帰るからと言って教室で別れたんだ。



何か発展が…！？