「ヒトって変なの。少し前まで全く違う態度だったのに。どこでこんな風に結び付くんだろうね」


そんな三人に、いつの間にか無表情に戻っていたルイが、ヒューマノイドらしいそんな言葉を言い放った。


「片岡さんの方と同時進行で、ルイの方も何とかしなきゃね」


「ホントに。お前、俺達以外にロボットだってバレたら割とヤバイからさ、たまに出るロボット発言何とかしようよ」


ああもう、どうしてこの世界はこんなにも温かくて、私までもを包んでくれるのだろう。


その疑問は晴れないけど、罪は消えないけど、それしかまだ無い私は、ただただ嬉しくて笑う。歪な顔かも知れないけど、笑うんだ。


「お、やっとちゃんと笑ったな笑里!……って嶋山ァ!お前泣いてんなキタネー!」


「だってぇぇ!片岡が俺に向けて笑ってくれる日が来るなんて、嬉しいじゃんよ!」


ただ、この世界はまだ私にはあまりに眩し過ぎて、ムズ痒い。