何か…言い難いことがあるの、かな…?

二人は目を合わせてから、気まずそうに私を見つめる。



「もしかしてさ…雪、和哉君に惚れちゃったの?」



沈黙を破る、瞳ちゃんの言葉。

予想外の台詞に、思わず口をポカンと開ける。



「…雪!和哉君くそイケメンだから好きになんのはわかるけどさ!あの人はダメだって!」



続いて楓ちゃんが、焦ったように早口でそう言った。

な、なんだか、勘違いしてる…?

いや、勘違いではないけど、和君を好きなのは昨日に始まったことじゃなくて…