男の子がふたり、入ってきた。



「あー、市川と早瀬……」



さりげなく名前を教えてくれる絢斗。



やっぱり、優しい。



そのうえ……。



さりげなくあたしに近寄り、スッと背中に隠してくれた。



ありがとー、絢斗。



とっても助かる~。



だって、このふたり……。