ルイを私のベッドへ寝かせ、私達四人はルイを囲んで沈黙していた。


いつも騒がしい嶋山成や里佳子までもが黙ってしまってるのは、この状況が私も含め全員、上手く整理出来ないからかもしれない。


「片岡、ルイのこと、説明して貰えるかな」


その沈黙を破ったのは嶋山成。いつもとは違う真剣そのものの声と眼差しが私を刺す。


里佳子や楠本燭も、その声に従って私に真剣な眼差しを向けた。


もう隠せない。話すしかない。ルイが人間では無いのは、状況証拠として目の前に上がっているのだから。


覚悟を決めて、決定的な言葉を放つ為小さく呼吸をして、口を開く。


「実は、ルイは……」


「見りゃ分かるっしょ。ルイは人間じゃない、ロボットなんだよ。わざわざ言わせなくても良いだろ?」


私が言おうとしたことを無気力な声が割り、全員がその声の出どころ……ドアの方を向いた。


「み、美樹、先生?」


こんな無気力な声を出す人は一人しかいない。


でも、何故?何故、美樹が知っているの?どうして、ルイがヒューマノイドロボットだって知っているの?