「よかったね!」

「うん」

「じゃあ……私達、解散だね。
とてもじゃないけど、このまま会い続けられないもんね」

「まあ……そうだよな」

「よかったね!ほんと、よかった。
……じゃあ……ばいばい、新太」

「うん。じゃあな、アンナ」

私達はお互いの家の分岐点で別れた。

そう。

この別れは、私達の『解散』を意味していた。