なっ……なっ……!!!


恭は、あたしの首筋にキスをしている。


……というか、吸いついてる!?!?


「いっ……!恭っ……っ。」


小さな痛みと一緒に伴う快感。


恭の唇から伝わる体温。


恭が触れている部分が熱を帯びる。



何これっ!?本当何してんの!?



恭は、あたしの首筋から唇を離す。


その時に、一瞬ペロッと舐められた気がしてまた小さな声が漏れてしまう。


すると、恭に手で口を塞がれる。



「そんな声、他の奴に聞かせるなよ。」



へ!?



おおぉ~~~~っっ!!!


というみんなの声で我に返る。


よく見ると、みんな雄の目だ。



「キスマークか!やるねぇ恭っ!!口じゃないトコが逆にそそるっ!!」



は!?!?!?


キスマーク!?!?



「茉弘、キスは嫌だって言ってたもんね?」


ニッコリ笑う恭。


こいつ……


こいつ…………





この後、あたしが恭を蹴り飛ばした事は、言うまでもない。