「優月の可愛い声を聞いちゃったから、我慢できなくなっちゃった」


「えっ?」



それって、それだよねぇ?


村上さんは私の返事を聞く前に、私の体を床みゆっくりと優しく倒した。


気を失うんじゃないと思うぐらい、すっごくドキドキしていて。


私の頭の横に手を置いて、私を見下ろす村上さん。


少し長めの前髪が前に垂れていて、そこから覗く村上さんの目。



「優月、好き……」



村上さんはそう言うとニッコリ微笑んだ。


そして……。


私の体の上に体重をかけないように自分の体を乗せてくると、私の首筋に静かに唇を這わしていった。