ケータイ小説 野いちご

嫌いだけど…


「すずちゃん行くよ」



「や…ゴホゴホッです」



「諦めなさい」





俺はPHSで看護師の水嶋さんを呼んだ





水嶋さんはすずちゃんと一番仲良しな看護師さん。



知り合いの看護師さんのほうが

すずちゃん的にも安心するだろうし。





しばらくして

「和樹先生車椅子持ってきました」



「うん、ありがと」

「すずちゃん乗って」



「や…ゴホゴホッケホケホッ」


もしかして子供達に見られるのが嫌なのか?





「じゃあ、歩いていこうか?」


聞いてみると頷いてくれた。



やっぱり

子供達の前では強がってるんだな。




心配かけないように。


< 23/ 151 >