「倉木さぁん、ちょっといい?」
金髪クルクルの女の子たちに話しかけられる毎日。
しかも、数人。
そして、毎日違う金髪クルクル。
リンチかって…?
そんなんじゃなくて…。
「どうやって平太と仲良くなったのか、教えて??平太の趣味でもいいよ???」
っていう…。
半分脅しの、半分お願いだ。
いや、多分断ればリンチにあうんだろうけど、そこで真面目に答える私。
「そうですね…、平太の場合、よーっす!みたいなノリでいけば仲良くなれると思いますけど」
恋愛対象になるかどうかは別として。
「そぉなのぉ?ありがとう~」
素直に答えると、金髪クルクルは去っていく。
「はぁ…。」
うまい生き方を見つけたな、私…。