ケータイ小説 野いちご

Airis





「ごめん真鍋、あとは頼む」



本当ならそばにいてやりたいけど、
仕事を抜けるわけにもいかない。



「仕事終わりに迎えに来るから」



これは優苗に向けて言ったつもり。

目は瞑ってるけど、意識はあるはずだから聞こえているだろう。



「じゃあまたな」



おう、と手をあげる真鍋に見送られて診察室を出た。







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