ケータイ小説 野いちご

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大好きなきみと、初恋をもう一度。

だから履いて来てみたら、案の定一時間でこうなってしまった。

やだあ、もう、泣きたい。

だけど痛いからって友達を一緒に立ち止まらせたら悪いから、「ごめん、ちょっと足痛いから先に行ってて」と自分からみんなと離れた。

「そっか、わかったよぉ」と笑顔で行ってしまった友達たちの背中を見て、ちょっと悲しい気持ちになった。

ひとりで歩道の端をゆっくり足をひきずって歩いてきたけど、花火がはじまる時間に広場へたどり着かず、公園の駐車場でひとりぼっち。

これ、なかなか寂しいじゃん。

規模の小さいお祭りだから、そんなに凄いものじゃないんだけど、友達と一緒に花火の写メ撮って盛り上がりたかった。

ぼうっと、夜空を眺める。鎖骨までの黒髪は、顔まわりだけ少し汗で濡れていた。蚊も寄ってきて、ぺちっと腕を叩く。

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