離してくれたのは
私が座り込んだとき。





「ふっ、まだまだガキだな。
こんなんで腰抜かすなんて」





なんて言ってるこいつに睨みつける。





あの出来事を思い出して
辛くて怖くて嫌な思い出を
思い出したくないのに思い出される。





援交してるときだって
キスだけは絶対しなかったのに。





「なんだよ、その目…って、は?」





なぜか驚く洸琉。





あ、私泣いてたんだ。