「初めまして、瑞希です! さっきは零司がごめんねー?」 馴れ馴れしい人。 「あ、どうも。 ほんと迷惑です、あぁいうの。 それと帰りたいんですけど」 「ほんとごめんね。 それから洸琉さんに 君を帰すなって言われてるから 帰せないんだ…ごめん」 はぁ、めんどくさい。 私はとんでもない人に 目をつけられたんだ。 こらも私の運命ってことだよね。 これからどうなるかなんて 今は知るはずもなかった。