ハッキリ言って、イマドキの男の子がどんな風な会話をふってくるかなんて分かんないんだもん。


ていうか、隣の席の男子にこんな風に喋りかけられること自体、久しぶりな気がする。



えーと……お兄ちゃんが怖くなかった小学生以来!?




「顔真っ赤だし」


イジワルく笑う渉。


「…かっ、からかわないでよっ…」


ますますどうリアクションしていいかわかんないじゃん。


ほっぺたに手を当ててあわあわする。


「クックックッ……」


それは渉を喜ばせるだけだったみたいで、頬杖をつきながら視線を投げてくる。




ううっ……。


男子に免疫ないから、いちいち反応しちゃう……。


これも全部、お兄ちゃんのせいだよ。