「……お前のこと、守るよ。絶対、守ってみせる」



酷く真剣な眼差しで私を見つめる日下部くんを見ていたら、自然と早鐘をつくように高鳴りだした心臓。


そんな私の心情を知る由もなく。


日下部くんの言葉に呆然としていた私の代わりに、腕の中のミィちゃんが返事をするかのように一度だけ「にゃあん」と可愛い声を上げた。