そのせいで寝不足になる。 クマもできたし、食欲も落ちて痩せてしまった。 「結莉のことが忘れられないんでしょ?」 みんなや先生の前では琉華はそう言う。 あたしが調子が悪そうなのを利用しているみたい。 「何があったか知らないけどさ、七葉が元気なさそうなの逆にいい感じだわ」 琉華は別に心配なんかしてない。 だけど、伸行はあたしを気遣って声をかけてくれる。