その日も私は暗闇でただただ時が流れるのを待っていた。



涙を流すわけでもない。



怒り狂うわけでもない。



ただただ死んだように一点を見つめている。



私がこうなってしまったのには理由がある。



♪~♪~♪

―――ビクっ



暗闇にケータイの着信音が