「ねぇ、平均点…」



黒板には、【平均点11点】との文字。



低くない!?

てかこの問題恐ろしいほど簡単だったよ!?


中学1、2年レベル!!




「平均点がどうかしたのか!?」



平太が私の言葉と目線で、なにか違和感に気づいたらしく、




「うわ!!まじか!やばいなこの平均点!!」


だよね!?おかしいよね、この平均点!!




「2桁のってるぞ!?すげえ!おい、みんな!!」





…は?


2桁?そりゃ、のるでしょ…。

え、え、え?




「マジだ!!平太、俺ら天才じゃね?」


「2桁とか初めて見たわぁ!!
あ、俺平均切ってる」

「俺もだ」




嘘…。





「待って!!平太、いつも…。」




聞くのが怖すぎる。

自分の高校だと思いたくない…。




「いつも、何点くらいなの?」