ケータイ小説 野いちご

俺、お前に惚れてんだけど。



きっと、木下星矢を落ち込ませることが出来るのは里緒だけだと思う。



「お前も」



「へっ?うわっ」



至近距離に晴斗の顔が寄せられて、反動で思わず仰け反る。



ビ、ビックリした〜!



「星矢に隙見せすぎ。もっと距離保てよ」



「え?あ……ごめん」



なぜか真剣に怒られてしまい素直に謝った。


拗ねた時の晴斗は、顔を見ればすぐにわかる。



「ふふ、何だか楽しそうだね〜!おはよう」



「里緒!おはよう〜!」



次第に教室が騒がしくなり始める中、里緒が来てニコッと微笑む。



「里緒〜!ちーっす」



木下星矢はさっきよりも目を細めて幸せそうに笑った。


見てるだけで里緒が大好きなんだって伝わって来る。


犬っぽいっていうか。


なんだかかんだ言いつつも、里緒と木下星矢はお似合い。



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