ケータイ小説 野いちご

俺、お前に惚れてんだけど。



返事をすることも、追いかけることも出来なくて。


1階に降りた晴斗とお母さんの話す声が聞こえて来た。



「あらー?もう帰るの?久間君なら、いつでもお泊まりオッケーなのよ?奏太も喜ぶし」



「いえ、今日は失礼します。お邪魔しました」



「そう?気を付けてね」



「はい。失礼します」



お母さん、めちゃくちゃ浮かれてるな。


やっぱり、晴斗のことを気に入ってるみたい。


本性知ったらどうするかな。


いや、どうもしないか。


どんな晴斗でも晴斗だもんね。


なんだか嵐のような出来事だったな。


ウソみたいで現実味が全然なくて。


あたし……本当に晴斗の彼女になったの?


疑ってしまいたくなるほど、一瞬の出来事のように思えた。



< 235/ 250 >