ケータイ小説 野いちご

俺、お前に惚れてんだけど。



一目散に家に帰って来たあたしは、リビングに寄らずに自分の部屋に駆け上がって思いっきりドアを閉めた。



喉の奥が焼けるように熱い。


堪えた涙が一気に溢れて止まらなくなった。



ベッドにダイブして、そばにあったクッションに顔を埋める。


声を押し殺して思いっきり泣いた。



さっきの光景が目に焼き付いて、何度も何度も頭の中で繰り返される。



胸が痛くて、息が苦しい。


ツラくてツラくて、涙は止まる気配を見せない。


さらには鼻水も出て顔がぐちゃぐちゃ。


こんな汚い姿、誰にも見せられない。



きっと……早苗さんはもっと綺麗に泣くんだろうな。


そんなことまで比べてしまう自分が情けなくて、すごく惨めで。


バカみたい。




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