ケータイ小説 野いちご

彼と私の距離

私は結局、授業を受ける気になれなくて保健室へ逃げ込んだ。


保健室のベッドの布団を頭までかぶり、メソメソと泣きながら、保健教諭のみっちゃんに、今朝の事をグチる。


「……悠斗は、私の事嫌いなんだろうか。」


「葉山。熱もないし、血も出てねぇ。教室行け。」


「そんなっ!みっちゃん冷たいっ!」


「あたしゃ、今から出張なんだよ!鍵閉めてくの!」


そう言うとみっちゃんは、私の布団をはがして、ベッドに腰掛ける。


「……でもまぁ。北村が、葉山のことなんで彼女って言わないのかはわかんないけど。葉山のこと、大事にしてるとおもうよ?」


みっちゃんは私の頭を撫でながら慰めてくれた。


「……だから早く出てけ。」


「はい。」



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